看護師の主な職場の一つである病院では、24時間体制で患者の健康状態のチェックが必要な病棟での仕事もあります。
こうした病棟での勤務は、日勤と夜勤による2交代で行うことが基本です。
2交代と聞くと大変そうなイメージを持つことも多いですが、その分魅力もたくさんあります。
まずその一つとして挙げられるのが、高収入を目指せることです。
日本では深夜22時から翌朝5時までの時間帯に働く場合、基本給とは別に一般的に夜勤手当と呼ばれる割増賃金の支払いが法律で定められています。
そのため、日勤のみで働くよりも収入が大きくアップするのが特徴で、少しでも収入を多く得たい人にとってメリットです。
また、休日が多く感じられるのも魅力の一つでしょう。
2交代制で夜勤に入った際には、仕事を終えた夜勤明けの日とその翌日は休日になり、実質2連休と言っても過言ではありません。
これは日勤より夜勤の拘束時間が長く、体力的に厳しいことへの配慮です。
そのことから、2交代は趣味をはじめとしたプライベートの時間を確保しやすいと考えられるでしょう。
一方、3交代を採用している病院もあり、これは日勤と準夜勤、深夜勤のシフト制となっています。
1回の勤務が2交代より短く体力的な負担は少ないものの、その分シフトが回ってくることが多くなるのが特徴です。
とはいえ、2交代にも3交代にも良い面と悪い面それぞれ存在するので、こちらでしっかりと比較して自分に合った働き方を考えることが大切となってきます。